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パラレルやあたしの趣味を中心とした二次創作小説・オリジナル小説ブログです。苦手な方はお戻り下さい。
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 <さくら、隊長になる。>の前回の続きの第5話後編を更新します。※こちらの小説はパラレル物になります。そういうのが苦手な方は読むのをお控え下さい。
<さくら、隊長になる。第5話~後編~>

[chapter11-2:新しい仲間その2]

「服屋に着いたぞ!俺が適当に、選んでやる。」
 小狼は服屋に着くと、輝を更衣室に無理矢理、放り込んだ。
「李君ちょっと、待てって!はぁ~、行ってしまった!」
 小狼は輝を更衣室に置いて、服を探しに行ってしまった。
(さっきより、足の痛みがマシになったし、今の内に逃げないと!)
 輝は更衣室が出ようとする。
(あれっ!?それより、李君遅いなぁ!一体、何処へ行ったんだろう?)
 輝は一向に戻って来ない小狼を心配する。
(更衣室の外が騒がしいけど、一体、何が遭ったんだろう?)
 輝は声がする方向に行ってみる事にした。
 問題の場所に行ってみると、綺麗な女の子達がキャ~キャ~と黄色い声を上げながら、小狼を取り囲んでいた。
(あぁ、良い気味だな!女共に、囲まれたやんの!あはははっ!僕を馬鹿にするから、罰が合ったんだよっ!ざまあみろ!)
 輝は小狼の様子を見て、嘲笑った。
(李君が女の子に気を取られている内に、ここを出よう!今がチャンスだな!)
 輝は小狼が女の子に気を取られている内に、服屋を出ようとしたが、彼の事が少し可愛そうに思い、服屋の中へと引き返した。小狼の前に突然、飛び出した輝を女の子達は冷ややかな目で、見ている。
「アンタは誰よ?私達の邪魔しないでくれる?ホント、目障りなのよ、消えてくれないかなぁ?ねぇ、聞いてるの?」
 その中の女の子の1人が輝を疎ましがって、声を掛けて来たのだ。
「ホント、聞いてる?貴女の目は節穴なの?少し位、可愛いからってさ、いい気にならないでよ!ホント、何なのよ、その態度?私達に喧嘩売ってるつもりなの?ホントに、呆れた子ね!」
 輝は彼女達に対して、鋭い目で威嚇する。
「あのですね、・・・貴女達は1人を寄って集って、何のつもりなんですか!この卑怯者め!そこは通り道なんで、どいて貰えませんか?そちらこそ、目障りなんでね!」
 輝は彼女達に言い返す。
「おいお前、どうして、戻って来た?俺はこんな奴等なんか、お前の力を借りなくたってな、追い返せる自信が有るんだから!」
 小狼は見栄を張る。
「妙な見え張らないで下さい!少し引っ込んでて、貰えますか?」
 輝は怪訝な表情で、小狼に言った。
「あきらお前、性格悪過ぎだぞ!」
「はい、よく言われます!」
 輝は素直に答える。
「あの、すみません。それに、コイツは俺の妹なんです。」
 小狼は申し訳無さそうに、彼女達に言った。
(い、妹って、どういう事だよ?)
 輝は小狼の発言を聞いて、呆れた顔で彼を見ている。
「小狼様は私達の物なのに!」
 女の子達は口々に言う。
「小狼様に妹さんが居たなんて、初耳だわ!それなら、しょうがないわね!退いてあげるわよ!」
「有り難うございます!コイツは本当に、聞き分けが無い子なんです。」
(何故、それを信じる?これはどう考えても、可笑しいでしょ?李君、馬鹿な事言うなよ!)
 輝は小狼達に対して、呆れた顔をしている。
 彼女達は不満そうな顔で去って行った。
「李君ちょっと、何なんだよ、今のは?」
「まぁ、そう怒るなよ。あぁでも言わないと、分ってくれないと思ったんだよ!」
「言って良い事悪い事が有るよ!」
 輝は小狼に対して、呆れている。
「それにさっきから、気になってたんだけど!」
「何だ?」
「その服は何?僕の事、馬鹿にしてるだろ!」
 輝は小狼が持っているセーラー服の上下とベレー帽を見て言った。
「子供扱いしないでくれ!僕はアンタと同じ年だ。」
 輝は困った顔で言う。
「それは絶対に、嘘だ!妙な冗談はよしてくれないか!俺は本気で怒るぞ?」
 小狼は輝に対して、信じられない顔をしている。
「それは本当の事なんです。」
 輝は答える。
「あのなぁ、お前はいい加減ふざけるのは止めろ!」
「ふざけてないって、言ってるだろ!それより、先程思ってたんだけど、アンタのその格好、変だと思うよ!」
 輝は小狼の着ている若草色の着物を見て言った。
「なっ、何だとぉ!?俺はこの着物が気に入ってるんだ。俺の服装の好みをお前にな、とやかく言われる筋合いはさらさら無い!放って置いてくれ!」
 小狼は輝の発言が気に障り、思わずムキになる。
「まぁ、良いけどな。この服だけは止めてくれ!」
「・・・分かった。」
 小狼は申し訳無さそうに頷いた。
「良い呉服屋、知らないか?」
「えっ?良い呉服屋だと?それなら、向こう側に在った筈だが、・・・」
 小狼はこの店の左向かいを指差した。
「そうか。有り難う!」
「ちょっと待てよ?」
「何だよ。まだ、何か有るのか?」
 輝は小狼に呼び止められ、不機嫌そうな顔をする。
「あきら!さっきも、酷い目に遭ったばかりだろ!俺も、一緒に行く!」
「・・・まぁ、大人しくしてるなら、付いて来ても良いよ。そうじゃないなら、あそこの時計の前で待っててくれ!」
「・・・わ、判ったよ。ちゃんと、大人しくしてる。」
 小狼は申し訳無さそうな顔をする。
 輝は呉服屋に着くなり、嬉しそうな顔をした。
「良さそうなのが、いっぱい有る。」
(俺はなんか、嫌な予感がするぞ!俺の気のせいだったら、良いけどな。)
 小狼は呉服屋に入るなり、不安そうな顔をする。
「お嬢さんには、こちらがお似合いかと思いますよ。」
 呉服屋の主人が輝に可愛いらしい柄の着物を薦めた。
「おや?お嬢さんは何方かに似ている様な?」
「お嬢さんじゃない!」
「コイツはこう見ても男なんです。あの、コイツの事、知ってるんですか?」
 小狼は呉服屋の主人に言った。
「勿論、知ってますよ!あの有名な家の・・・確か、雨寺家のお嬢さんの息子さんでしょう。李さん、貴方に言われるまで気付きませんでした。」
「えっ?そんなに、コイツの家が有名だったんですか。俺は何て、とんでもない事を。」
「まぁ、李家程、然程、有名じゃないですし、無理は無いですよ。」
 輝は呉服屋の主人の発言に、気に障ったらしい。
「お嬢さんって、この方ですよ。」
 呉服屋の主人は小狼に黒髪の女性の写真を見せた。
「そう、百合根(ゆりね)お嬢様っていう方です。」
「えっ?この人、俺は知ってます。でも、実際には、百合根さんにお会いした事が有りません。この人は今はどちらに?」
「さぁ、私は彼女がどうなさっているか、知らないんですよ。お役に立てなくてすみません。」
 呉服屋の主人は困った顔で小狼に対して、申し訳無さそうに答えた。
「いえ、良いです。」
 小狼は苦笑いを浮かべながら、呉服屋の主人に言った。
 小狼は黙っている輝に対して、白い目で睨み付けた。
「なっ!?何だよっ!僕に何か、文句有るの?言いたい事が有るなら、言えよ!」
「いや、別に!」
(コイツは絶対、百合根さんの事、知ってる。)
 小狼は輝を疑いの目で見ている。
「ホント、感じ悪い奴だな。僕に恨みでも有るのか?」
「別に無いよ。母親の事を言いたくないのか。話したくなったら、言えよ。」
「あぁ、そうするよ。着物、探して来る。」
 輝は小狼に言うと、急いで着物を探しに行った。
 例の宿敵の黒鴉(からす)は小狼達が知らない所で再び、動き始めていた。
第6話へ続く

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