[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
その頃、山崎達はまだ、教室にいた。
山崎「ねえ、みんな!一ヶ月後の10月29日から11月1日に、文化祭があるんだけど、みんなで行かないかい?」
利佳「ごめんね!山崎君!私、習い事あるから行けないわ!」
奈緒子「私も!面白そうだったのにな!行きかったな!」
山崎「ごめんね!無理に誘って!」
利佳・奈緒子「良いって!じゃあね!」
山崎「で、君達は?」
知世「私は、もちろん、大丈夫ですわ!」
千春「お姉ちゃんに聞いてみないとわからないけど、・・・・・」
桜「うん!私も!」
小狼「俺は別に、大丈夫だ!」
小狼は、手帳に書いてある事を確認しながら、山崎の問い答えた。
山崎「そっか、李君はそう言うと、思ったよ!李君以外の人は僕に後ほど、報告という事で、じゃあ、解散!千春ちゃん、帰ろっか!」
千春「うん!」
山崎「ばいばい!また、明日ね!」
千春「ばいばい!また、明日会おうね!」
それぞれ、学校を後にした。
ー 強と紅葉に戻ってー
強と紅葉は犯人が誰なのか、気になっていた。
紅葉「きょうちゃんが、さっき、言ってた人の中に犯人が居るんじゃないかって思うの!私・あきらちゃん・きょうちゃん・私の兄弟・私の友達は省いて・・・」
強「いやいや、紅葉ちゃんの友達の中に居るじゃねえの?」
紅葉「貴方は何、言ってるの?私の友達の中に居るわけないでしょ!」
強「そうか、紅葉ちゃん、気をつけろよ!」
紅葉「うん、わかった!」
その頃、あきらは文化祭に出す作品を書いていた。
文芸部部長「雨寺君、顔色が悪いけど、何かあったのかしら?」
あきら「い、いえ、別に、何でもありません!」
文芸部部長「そう!私に出来る事があったら、言ってね!」
あきら「有り難うございます!部長!本当に、何でもありませんから!」
一葉(いちは)「九重(ここのえ)部長、私の作品をちょっと、観て頂けませんか!」
九重 八重(ここのえ やえ)「解ったわ!楠さん!どれどれ!ホント、貴女って、恋愛もの好きね!でも、どうして、男の子同士なの?」
九重 八重(以下八重)は一葉の作品を観て疑問に思った。
一葉「あっ!それは、私の趣味ですよ!えへへへ!この作品の男の子のモデルは雨寺 輝(あまでら あきら)君とその友人(他校の生徒)なんですが、何か、問題がお有りですか、九重部長?」
あきら「?!」
八重「私は、良いと思うけど、皆の意見はどう思う?」
双子「僕/俺は面白いと思いますよ!九重部長!」
双子は八重に意見を言った。
双子の片割れ「雨寺先輩の作品の女の子のモデルって、もしかして、テニス部の東堂 紅葉(とうどう もみじ)先輩ではないんですか?」
あきら「なっ?!」
八重から見て左に座っている双子の片割れがあきらの作品を観ながら、喋り始めた。
双子の片割れ「あっ!ホントだ!東堂先輩だ!」
双子「もしかして、東堂先輩の事、好きなんですか?」
あきら「賢人(けんと)!修人(しゅうと)!そ、そんなの!ち、違う!アイツはただの幼馴染だ!」
八重「そうなの?」
あきら「え、ええ、まあ、そうです!」
一葉「九重部長!あきら君、紅葉ちゃんと赤ちゃんからの幼馴染なんですって!家も、隣だしね!ねっ、あきら君!」
あきら「ああ!だから、それがどうなんだって、楠!おい!」
一葉「でね、付き合ってないんだって、あきら君が言うんですけど、・・・・」
(紅葉ちゃんと付き合ってないって、ホントかなあ?)
八重「そうなの?楠さん!可愛い女の子には、男の子のライバルが多くてよ?雨寺君!取られない様に気を付ける事ね!」
あきら「えっ?!どういう事ですか、部長?」
八重「雨寺君にその気がないなら、別にいいわよ!」
男子部員「確かに、東堂はモテるもんな!でも、俺は東堂の妹の小梅ちゃんが好みだけどさ!なんせ、美人だしね!」
賢人・修人(妹かよ!)
八重「茨城(いばらき)君の話は意見は皆、聞いてないから!」
茨城「九重、相変わらず、かたい事言うなあ!だから、男にモテないんだぜ!」
八重「うるさいわね、貴方は!」
茨城「特に、女子部員と女子に東堂はモテるもんな!」
茨城は八重の事を無視して喋り始めた。
あきら「なっ?!何だって?!ホントに女子だけなんですか?」
一葉(男子じゃないんだ!それはそれで面白いけど!)
茨城「いや、一部の男子にもモテるけどな!ハハハハ!」
あきら「い、一部の男子って一体、どんな人なんですか?」
(滅茶苦茶、気になる!)
あきらは茨城の話で男子の事が気になって仕方がない。
茨城「それは、雨寺自身で確かめるんだな!」
賢人・修人「それより、僕/俺達の作品も、見て下さいよ!」
八重「あっ!忘れてたわ!どれどれ!賢人君はまた、ミステリーね!ミステリー好きね!」
賢人「僕、ミステリー好きなんですよ!あははは!」
八重「修人君はラブコメね!でも、タイトルのジェットコースターラブって何かしら?」
修人「あのですね!タイトルのジェットコースターラブっていうのはジェットコースターの様な激しい恋っていう意味なんですよ!」
茨城「ジェットコースターの様な激しい恋かあ!俺も、してみてぇな!その前に小梅ちゃんに想い伝えねぇとな!」
八重「はぁ!もう、解ったから!それより、作品はちゃんと、出来てるんでしょうね?」
茨城「あ、ああ!もうちょいで出来るし!そんなに気になる?」
あきら「あの、茨城先輩!恋愛日記って、何ですか?」
茨城「いや、これはその・・・まさか、雨寺はこれを呼んだのか?」
あきら「まだ、読んでませんよ!本の表紙、観ただけです!」
茨城「そうか!それは良かった!」
八重「茨城君!何を隠してるのかなあ?」
茨城「いや、これはだなあ!」
八重「ちょっと、見せなさいよ!」
茨城「いくら、幼馴染のお前でも、これはちょっと・・・」
八重は机のそれをみる。
八重「いいから、見せなさいよ!ふ~ん!なるほどね!そういう事か!」
茨城「そういう事かって、えっ?!それ、読んだのか?」
八重「読んだけど、何かしらね、これ?これってまさか?恋愛論じゃないでしょうね?」
茨城「ま、まあ、そんな所だ!」
八重「あっそ!そろそろ、お開きにしようかしら?作品は来週までに完成させる事!いいわね?それでは解散!」
一同「有り難うございました!」
八重「後、茨城君!貴方は残る事!他の人は帰ってもいいわよ!」
一同「お疲れ様でした!」
茨城「はぁ?何でだよ?」
八重「話があるから!」
あきら「?!」
一葉「どうかしたの?あきら君!」
あきら「いや、何でもない!」
一葉「そっか!なら良いけど!」
あきらは茨城と八重の遣り取りに気になるが今はただ、この場を立ち去るのだった。
3へ
03 | 2025/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 |