パラレルやあたしの趣味を中心とした二次創作小説・オリジナル小説ブログです。苦手な方はお戻り下さい。
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今回より<少年シンデレラ~パート2~(輝エリオル編)>を更新します。前回のお話を読みたい方はこちらをご覧下さい。まずは登場人物紹介からです。*オリキャラが苦手な方は閲覧を御遠慮下さい。
<パート2の登場人物紹介>
柊沢エリオル・・・魔界の自称王子だが、本当の正体は魔界の魔王。魔界と人間界では知らない人は居ないらしい。年齢は不詳(レンよりも、かなり年上である。)。見た目は美少年である。人間界の王子である小狼のお城に仕えるメイドの輝(実は男の子)を花嫁にする為に連れ去った。小狼をからかうのが趣味。
雨寺 輝(あまでら あきら)・・・執事の山崎が女の子だと思って雇ったメイド。見た目は可愛いらしい髪が肩より少し長い黒髪の小柄なメイド。その正体は実は男の子。何故か、エリオルが花嫁修業と称し、メイドとして扱き使う。しかし、ただのメイドではない様子・・・。
李 小狼・・・人間界の王子。エリオルを嫌っている。ある理由で夢魔レンを使用人として雇う。
茉莉(まつり)・・・李家のメイド。弟にゾッコン。
真(まこと)・・・李家の召使。茉莉の双子の弟。
椿(つばき)・・・李家のメイド長。実は人間ではないらしい。
鏡音レン・・・人間界で以前、大きな屋敷に住んでいた夢魔。李家で時にはメイド,召使として働いている。男の子としては美少年。女の子としても美少女。小狼をからかうのが大好き。好きな食べ物はバナナを使ったお菓子。好きな飲み物はバナナオーレ。
三原 千春・・・シンデレラ(本物)を小狼の屋敷に送った張本人。
奈久留NEW・・・柊沢家に使えるメイドらしいが、・・・。
<少年シンデレラ~パート2~(輝エリオル編)>
~李家の台所にて~
レン(うっわあ~、チョコバナナケーキだぁ~!わ~い!わ~い!でも、勝手に食べたら怒られるかなぁ?)
レンは台所のテーブルで昨日のハローウィンの残りのチョコバナナケーキを見つけた。その他のお菓子も沢山、置いてある。
レン「あの馬鹿王子の小狼に夕飯抜きをくらって、昨日の夜から何も食べて無いんだよね!少し位、食べても怒られないよな?いっただきます~!」
レンは食器棚から、ケーキ用のお皿,フォーク,ケーキ用の包丁を取り出して、その包丁で、チョコバナナケーキを食べやすい大きさに切り分けて、食べた。
メイド「コラァ~、レン!こんなところで何してるのよ?ああ、小狼様にお出しするはずだったのに、何て事してくれたのよ?」
レン(うわっ、やっべぇ~、見つかったぁ~!くすっ、食べ物の恨みは怖いんだぜ?)
「やぁ、奇遇だね!茉莉ちゃん!チョコバナナケーキ、美味かったぜ!御馳走様でした!」
茉莉「先輩に向かって、アンタは何様のつもりなの?あたしの事は茉莉お姉様とお呼びなさいよ!新入りのくせにさ!あ~あ、それにあのシンデレラとかいう蜂蜜色の髪の女の子、茉莉を差し置いて、すっごく、ムカつくわ~!あんな子、居なくなれば良いのに!まつりは小狼様と結婚するはずだったのに!悔しいぃ~!」
レン「僕のお気に入りの女の子に何て事、言うのさ!酷いじゃないか!勿論、君も可愛いよ!(ニコッ)」
茉莉「んもう、しょうがないなぁ!今回は許してあ・げ・る!」
茉莉の双子の弟「姉貴、何やってんの?レンを探しに来たんじゃなかったのかよ?」
茉莉「あ~ら、まこちゃん、まつりの事、心配して探しに来てくれたのね!まつりはとっても嬉しいわ~!」
茉莉は嬉しそうに、燥(はしゃ)いでいる。
真「はぁ~、ホント、茉莉はおめでたい奴だなぁ!」
真は呆れた顔で茉莉に言った。
茉莉「それって、どういう事よ?まこと!」
真「コイツは見た目は可愛いらしいけど、あれでも悪魔なんだぞ!油断してて良いのかよ?」
レンは真に可愛いと言われ、真を睨み付けた。
茉莉「えっ、この子、こんな小さいくて可愛いのに、悪魔なの?全然、判んなかったぁ~!エヘッ!」
真「茉莉、お前は笑って誤魔化すな!」
レン「アンタら、同じ顔をして、俺の身体的な侮辱して良いと思ってるわけ?体が小さいのをすっごく気にしてるんだけど、後、俺に対して、可愛いとか、すっごく失礼なんだけどさ、アンタら、言って良い事と悪い事が有るよ!」
レンは2人に対して憤慨している。
茉莉「ねぇレン君、口の周りがチョコクリームで汚れてるよ?茉莉が拭いてあげる!」
レン「ちょっ、アンタ、聞いてるの?俺は真面目に・・・」
茉莉「ほら、良いから、じっとしてて?はい、綺麗になった!」
茉莉はレンの口の周りの汚れを自身のハンカチで拭き取った。
レン「/////」
(この子、ムカつくけど、可愛いや!でも、お嫁さんにするは嫌だなぁ!)
?「あのう、ごめん下さい。何方か、居らっしゃいませんでしょうか?」
そんな最中、誰かが屋敷に訪ねて来たのだ。
茉莉「ねぇ、まこちゃんが出てよ?」
真「何で、俺が?」
真はぼやきながらも玄関に向かった。
レン「僕も行くぅ~!」
レンは甘えた声で言う。
茉莉「ええぇ~!?行っちゃうの?レン君!でも、飛ぶの禁止だって言われてるでしょ?」
レン「別に、良いじゃん!小狼が居ないんだからさ!それじゃあ、悪魔の意味無いでしょ?それじゃあ、行って来るね!茉莉ちゃん、また、遊んでね!」
(どうして、この屋敷の使用人は僕の他に5人しか居ないんだろう?大丈夫なの、この屋敷?それより、リンは今頃、どうしてるんだろう?また、悪さをしてなきゃ、良いけどね!)
茉莉「うん、解ったわ!また、遊んであげるわね!」
レンは別れを告げると、玄関へ向かった。そこには見掛けない女性が居たのだ。
レン(服装からして魔女だよね!茶髪のツインテールの可愛い子じゃん!)
レンは嬉しそうにニコニコと微笑んだ。
千春(この子は何なの?私の事に見て、ニヤニヤと気味の悪い子ね!)
千春という茶髪のおさげ髪の魔女はレンを怪訝な表情で見ていた。
真「どうかしましたか?千春さん!」
千春「あっ、いえ、別に!それより、こ、/////これはや、山崎っていう人のお礼なので、渡しといていただけませんでしょうか?私の要件はこれだけなので失礼します!」
千春は用事が済むとほうきに乗って、急いで帰って行った。
真「コラッ、レン!お前、お客様を嫌らしい目で見るな!俺が良いって言うまで向こうへ行ってろよ?」
レン「ええ~、そんなぁ~!僕が悪かったよ!もう、失礼な事はしないから、許して!」
真「お前は誰が来ても出なくて良いからな!」
レン「許して下さい!」
真はレンの言い分を聞かずに、自分の仕事に戻ろうとするが、・・・。
レン「えへっ、これで許してくれるよね?ね?」
真「う、うわぁっ!?お、女の子に変身したぁ~!?」
レン「あはっ!蓮華(れんげ)ですぅ~!真君、れんげをゆ・る・し・て!にこっ☆」
真「し、/////しょうがないなぁ!今回だけは許してやるよ!2度とこんな事するなよ?」
レン「は~い!判りましたですぅ!」
真は自分の仕事に戻って行った。
レン(嘘だよ!謝る気なんて、全然、ありませんよ~だ!ってか、こんなのに騙されるなんて、ホント、バッカじゃないの!あはははは!)
レンは自分の悪戯が成功したので、嬉しそうに笑っていた。
レン(ああ、楽しかった!あ~あ、でも、退屈だなぁ!何か、面白い事ないかな?)
レンが考え事をしていると、玄関のドアが開く音が聞こえた。誰かが帰って来たらしい。
レン「お帰りなさいませ!つばきお姉様~❤僕とお茶しませんか?」
帰って来たのはメイド長の椿だったのだ。
椿「只今、戻りました!鏡音君、私はそんな暇はございませんの!そんな事より、お掃除は終わりましたの?」
レン「ん?お掃除!?それって、お庭の掃除の事ですか?」
椿「それ以外に何があるんですの?やったんですか?」
レン「さっきやりましたよ!序にお水もやっときました!」
椿「信用出来ませんわね!お庭を見せてもらいますわよ!一緒にいらっしゃい!」
レン「は~い!」
(チッ、僕はやったのに、信じてくれないんだ!ホント、意地悪な人だな!)
椿(あ~あ、てるの血を一滴だけ、飲みかったですわね!飲めなかったのは魔王のせいですわね!今度会ったら、ただじゃおきませんわよ!)
椿の正体は吸血鬼である事をレンは今は知る由もなかったのです。
レンと椿は庭へやって来たのだ。庭はレンが言った通り、綺麗になっていた。
レン「だから、僕は言ったでしょ!掃除、ちゃんとしたって!ね?」
椿「うん、完璧に出来てますわね!関心しましたわ!この調子で頑張りなさい!」
椿はレンに言うと、自分の仕事に戻って行った。
レン(この人はなかなか、僕に落ちないな!もう少し、様子見てみよっかなぁ!まぁ、そのうち、落ちるでしょう!それより、メイドちゃんのあきらちゃんはどうしてるかなぁ?ああ、気になる!気になる!)
レンはあのメイドの事が気になってしょうがない。
~魔界の自称王子side~
エリオル(フフフフフッ、ああ、堪りませんね!可愛いではありませんか!この子が男の子に生まれたのが残念ですね!ああ、非常に残念です!ホントに!)
輝「相変わらず、気持ち悪い奴だな!こっち見るな!」
エリオル「あれぇ?もう着替えてしまうんですか?せめて、しゃ・・・・」
輝「うっ、煩い!んなもん、誰が撮らせるか!」
(久しぶりの男物服、良いなぁ!うん!うん!)
輝は小狼の屋敷から届いた制服を着て、嬉しそうな顔をしていた。
エリオル「何をニヤニヤとしているんですか?それはさておき、貴方はわざと私に捕まったのでしょう?何を企んでるんでしょうね?貴方は何者なんですか?」
エリオルは不機嫌そうに輝に問う。
輝「・・・・そんなに知りたいのか!冥土の土産に教えといてやろう!あの王子と同業者だよ!」
エリオル「そうですか!後、もう一つだけ、貴方に聞きたい事が有るんですよ!僕に捕まったのはあのメイドの為ですか?」
輝「そ、/////そんなわけないだろ!」
エリオル(この人は嘘の吐けない人だ!)
「よっぽど、あの人が好きなんですね!図星ですよね!」
輝「で、/////でも、あの人は人間じゃない!いずれ、この手で倒さねばならないんだ!そう、吸血鬼という化け物なんだ!吸血鬼だらけになる前に!」
輝は拳を握り締めながら言ったのだ。
エリオル「あきら君、大丈夫ですよ!僕がいとも、簡単に片付けてあげますから、貴方は何も、心配する必要は全くありませんよ!」
エリオルはニッコリと笑いながら、自信有り気に言った。
輝「誰も片付けろとは頼んでない!あの人の事は自分でかたをつける!勝手に手を出すな!」
?「ねぇ、エリオル~?昼食出来たよ!あきら君も早く追いでよ!」
輝とエリオルの会話を遮(さえぎ)る様に、扉の向こう側から女の声がする。
エリオル「分かったよ、奈久留!今、行くよ!」
奈久留「は~い!」
奈久留はエリオルの返事に答えると、足早に去って行った。
エリオル「少し早いですが、昼食にしましょうか?後、もう一度、貴方に言って措きますが、この屋敷から逃げようなんて、絶対に、考えない事ですね!勿論、僕の留守中はここの使用人に全てを任せてありますから、問題ないありませんがね!」
エリオルは自分の言いたい事を言うと、輝の部屋を出て行った。
輝(あの野郎、馬鹿にしやがって、絶対に脱出してみせるんだからな!覚えてろよ!)
「しかし、あの天井、高過ぎるし、窓は下だけ開く仕組みか!まぁ、窓の隙間から出られない事は無いけど、少し高い気がするな!」
輝は少しビビっていた。
?「ヨッコラショっと、・・・この高さは流石にきつかったな!」
輝「こ、小狼様!?な、何故、ここに?」
突然、小狼が輝の前に現れた。
小狼「この馬鹿!お前を助けに来たに決まってるだろ!後、あきら!エリオルとかいう奴は今、どこに居る?」
輝「あっ、多分、食堂へ行ったと思われます。」
小狼「そうか!後は俺に任せて、お前は逃げろ!」
輝「それはお断りします!自分の素性がアイツにバレてしまいました!自分で蹴りを付けます!」
小狼「ん?何だ、それは?俺は全く聞いてないぞ!まだ何か、隠してたのか?言え?」
輝「・・・私は貴方と同業者の退治屋です。実はこの事は秘密だったのですが、アイツのペースに乗せられてしまい、口を滑らせてしまったのです。すみません。」
小狼「今さら、謝られても困る!悪いのは、執事の山崎だ!アイツがちゃんと、調べていれば、こんな事にはならなかったんだ!山崎の奴、後で許さないからな!勿論、お前もな!」
輝「はい!勿論、それ程の処分は受ける次第です。その前に、アイツだけはこの手で・・・」
小狼「まぁ、勝手しろ!行くぞ!ぼやぼやしている時間は無いぞ!あきら!」
輝「はい、分かりました!」
2人はエリオルの所へ向かうのだった。
3へ続く
~李家の台所にて~
レン(うっわあ~、チョコバナナケーキだぁ~!わ~い!わ~い!でも、勝手に食べたら怒られるかなぁ?)
レンは台所のテーブルで昨日のハローウィンの残りのチョコバナナケーキを見つけた。その他のお菓子も沢山、置いてある。
レン「あの馬鹿王子の小狼に夕飯抜きをくらって、昨日の夜から何も食べて無いんだよね!少し位、食べても怒られないよな?いっただきます~!」
レンは食器棚から、ケーキ用のお皿,フォーク,ケーキ用の包丁を取り出して、その包丁で、チョコバナナケーキを食べやすい大きさに切り分けて、食べた。
メイド「コラァ~、レン!こんなところで何してるのよ?ああ、小狼様にお出しするはずだったのに、何て事してくれたのよ?」
レン(うわっ、やっべぇ~、見つかったぁ~!くすっ、食べ物の恨みは怖いんだぜ?)
「やぁ、奇遇だね!茉莉ちゃん!チョコバナナケーキ、美味かったぜ!御馳走様でした!」
茉莉「先輩に向かって、アンタは何様のつもりなの?あたしの事は茉莉お姉様とお呼びなさいよ!新入りのくせにさ!あ~あ、それにあのシンデレラとかいう蜂蜜色の髪の女の子、茉莉を差し置いて、すっごく、ムカつくわ~!あんな子、居なくなれば良いのに!まつりは小狼様と結婚するはずだったのに!悔しいぃ~!」
レン「僕のお気に入りの女の子に何て事、言うのさ!酷いじゃないか!勿論、君も可愛いよ!(ニコッ)」
茉莉「んもう、しょうがないなぁ!今回は許してあ・げ・る!」
茉莉の双子の弟「姉貴、何やってんの?レンを探しに来たんじゃなかったのかよ?」
茉莉「あ~ら、まこちゃん、まつりの事、心配して探しに来てくれたのね!まつりはとっても嬉しいわ~!」
茉莉は嬉しそうに、燥(はしゃ)いでいる。
真「はぁ~、ホント、茉莉はおめでたい奴だなぁ!」
真は呆れた顔で茉莉に言った。
茉莉「それって、どういう事よ?まこと!」
真「コイツは見た目は可愛いらしいけど、あれでも悪魔なんだぞ!油断してて良いのかよ?」
レンは真に可愛いと言われ、真を睨み付けた。
茉莉「えっ、この子、こんな小さいくて可愛いのに、悪魔なの?全然、判んなかったぁ~!エヘッ!」
真「茉莉、お前は笑って誤魔化すな!」
レン「アンタら、同じ顔をして、俺の身体的な侮辱して良いと思ってるわけ?体が小さいのをすっごく気にしてるんだけど、後、俺に対して、可愛いとか、すっごく失礼なんだけどさ、アンタら、言って良い事と悪い事が有るよ!」
レンは2人に対して憤慨している。
茉莉「ねぇレン君、口の周りがチョコクリームで汚れてるよ?茉莉が拭いてあげる!」
レン「ちょっ、アンタ、聞いてるの?俺は真面目に・・・」
茉莉「ほら、良いから、じっとしてて?はい、綺麗になった!」
茉莉はレンの口の周りの汚れを自身のハンカチで拭き取った。
レン「/////」
(この子、ムカつくけど、可愛いや!でも、お嫁さんにするは嫌だなぁ!)
?「あのう、ごめん下さい。何方か、居らっしゃいませんでしょうか?」
そんな最中、誰かが屋敷に訪ねて来たのだ。
茉莉「ねぇ、まこちゃんが出てよ?」
真「何で、俺が?」
真はぼやきながらも玄関に向かった。
レン「僕も行くぅ~!」
レンは甘えた声で言う。
茉莉「ええぇ~!?行っちゃうの?レン君!でも、飛ぶの禁止だって言われてるでしょ?」
レン「別に、良いじゃん!小狼が居ないんだからさ!それじゃあ、悪魔の意味無いでしょ?それじゃあ、行って来るね!茉莉ちゃん、また、遊んでね!」
(どうして、この屋敷の使用人は僕の他に5人しか居ないんだろう?大丈夫なの、この屋敷?それより、リンは今頃、どうしてるんだろう?また、悪さをしてなきゃ、良いけどね!)
茉莉「うん、解ったわ!また、遊んであげるわね!」
レンは別れを告げると、玄関へ向かった。そこには見掛けない女性が居たのだ。
レン(服装からして魔女だよね!茶髪のツインテールの可愛い子じゃん!)
レンは嬉しそうにニコニコと微笑んだ。
千春(この子は何なの?私の事に見て、ニヤニヤと気味の悪い子ね!)
千春という茶髪のおさげ髪の魔女はレンを怪訝な表情で見ていた。
真「どうかしましたか?千春さん!」
千春「あっ、いえ、別に!それより、こ、/////これはや、山崎っていう人のお礼なので、渡しといていただけませんでしょうか?私の要件はこれだけなので失礼します!」
千春は用事が済むとほうきに乗って、急いで帰って行った。
真「コラッ、レン!お前、お客様を嫌らしい目で見るな!俺が良いって言うまで向こうへ行ってろよ?」
レン「ええ~、そんなぁ~!僕が悪かったよ!もう、失礼な事はしないから、許して!」
真「お前は誰が来ても出なくて良いからな!」
レン「許して下さい!」
真はレンの言い分を聞かずに、自分の仕事に戻ろうとするが、・・・。
レン「えへっ、これで許してくれるよね?ね?」
真「う、うわぁっ!?お、女の子に変身したぁ~!?」
レン「あはっ!蓮華(れんげ)ですぅ~!真君、れんげをゆ・る・し・て!にこっ☆」
真「し、/////しょうがないなぁ!今回だけは許してやるよ!2度とこんな事するなよ?」
レン「は~い!判りましたですぅ!」
真は自分の仕事に戻って行った。
レン(嘘だよ!謝る気なんて、全然、ありませんよ~だ!ってか、こんなのに騙されるなんて、ホント、バッカじゃないの!あはははは!)
レンは自分の悪戯が成功したので、嬉しそうに笑っていた。
レン(ああ、楽しかった!あ~あ、でも、退屈だなぁ!何か、面白い事ないかな?)
レンが考え事をしていると、玄関のドアが開く音が聞こえた。誰かが帰って来たらしい。
レン「お帰りなさいませ!つばきお姉様~❤僕とお茶しませんか?」
帰って来たのはメイド長の椿だったのだ。
椿「只今、戻りました!鏡音君、私はそんな暇はございませんの!そんな事より、お掃除は終わりましたの?」
レン「ん?お掃除!?それって、お庭の掃除の事ですか?」
椿「それ以外に何があるんですの?やったんですか?」
レン「さっきやりましたよ!序にお水もやっときました!」
椿「信用出来ませんわね!お庭を見せてもらいますわよ!一緒にいらっしゃい!」
レン「は~い!」
(チッ、僕はやったのに、信じてくれないんだ!ホント、意地悪な人だな!)
椿(あ~あ、てるの血を一滴だけ、飲みかったですわね!飲めなかったのは魔王のせいですわね!今度会ったら、ただじゃおきませんわよ!)
椿の正体は吸血鬼である事をレンは今は知る由もなかったのです。
レンと椿は庭へやって来たのだ。庭はレンが言った通り、綺麗になっていた。
レン「だから、僕は言ったでしょ!掃除、ちゃんとしたって!ね?」
椿「うん、完璧に出来てますわね!関心しましたわ!この調子で頑張りなさい!」
椿はレンに言うと、自分の仕事に戻って行った。
レン(この人はなかなか、僕に落ちないな!もう少し、様子見てみよっかなぁ!まぁ、そのうち、落ちるでしょう!それより、メイドちゃんのあきらちゃんはどうしてるかなぁ?ああ、気になる!気になる!)
レンはあのメイドの事が気になってしょうがない。
~魔界の自称王子side~
エリオル(フフフフフッ、ああ、堪りませんね!可愛いではありませんか!この子が男の子に生まれたのが残念ですね!ああ、非常に残念です!ホントに!)
輝「相変わらず、気持ち悪い奴だな!こっち見るな!」
エリオル「あれぇ?もう着替えてしまうんですか?せめて、しゃ・・・・」
輝「うっ、煩い!んなもん、誰が撮らせるか!」
(久しぶりの男物服、良いなぁ!うん!うん!)
輝は小狼の屋敷から届いた制服を着て、嬉しそうな顔をしていた。
エリオル「何をニヤニヤとしているんですか?それはさておき、貴方はわざと私に捕まったのでしょう?何を企んでるんでしょうね?貴方は何者なんですか?」
エリオルは不機嫌そうに輝に問う。
輝「・・・・そんなに知りたいのか!冥土の土産に教えといてやろう!あの王子と同業者だよ!」
エリオル「そうですか!後、もう一つだけ、貴方に聞きたい事が有るんですよ!僕に捕まったのはあのメイドの為ですか?」
輝「そ、/////そんなわけないだろ!」
エリオル(この人は嘘の吐けない人だ!)
「よっぽど、あの人が好きなんですね!図星ですよね!」
輝「で、/////でも、あの人は人間じゃない!いずれ、この手で倒さねばならないんだ!そう、吸血鬼という化け物なんだ!吸血鬼だらけになる前に!」
輝は拳を握り締めながら言ったのだ。
エリオル「あきら君、大丈夫ですよ!僕がいとも、簡単に片付けてあげますから、貴方は何も、心配する必要は全くありませんよ!」
エリオルはニッコリと笑いながら、自信有り気に言った。
輝「誰も片付けろとは頼んでない!あの人の事は自分でかたをつける!勝手に手を出すな!」
?「ねぇ、エリオル~?昼食出来たよ!あきら君も早く追いでよ!」
輝とエリオルの会話を遮(さえぎ)る様に、扉の向こう側から女の声がする。
エリオル「分かったよ、奈久留!今、行くよ!」
奈久留「は~い!」
奈久留はエリオルの返事に答えると、足早に去って行った。
エリオル「少し早いですが、昼食にしましょうか?後、もう一度、貴方に言って措きますが、この屋敷から逃げようなんて、絶対に、考えない事ですね!勿論、僕の留守中はここの使用人に全てを任せてありますから、問題ないありませんがね!」
エリオルは自分の言いたい事を言うと、輝の部屋を出て行った。
輝(あの野郎、馬鹿にしやがって、絶対に脱出してみせるんだからな!覚えてろよ!)
「しかし、あの天井、高過ぎるし、窓は下だけ開く仕組みか!まぁ、窓の隙間から出られない事は無いけど、少し高い気がするな!」
輝は少しビビっていた。
?「ヨッコラショっと、・・・この高さは流石にきつかったな!」
輝「こ、小狼様!?な、何故、ここに?」
突然、小狼が輝の前に現れた。
小狼「この馬鹿!お前を助けに来たに決まってるだろ!後、あきら!エリオルとかいう奴は今、どこに居る?」
輝「あっ、多分、食堂へ行ったと思われます。」
小狼「そうか!後は俺に任せて、お前は逃げろ!」
輝「それはお断りします!自分の素性がアイツにバレてしまいました!自分で蹴りを付けます!」
小狼「ん?何だ、それは?俺は全く聞いてないぞ!まだ何か、隠してたのか?言え?」
輝「・・・私は貴方と同業者の退治屋です。実はこの事は秘密だったのですが、アイツのペースに乗せられてしまい、口を滑らせてしまったのです。すみません。」
小狼「今さら、謝られても困る!悪いのは、執事の山崎だ!アイツがちゃんと、調べていれば、こんな事にはならなかったんだ!山崎の奴、後で許さないからな!勿論、お前もな!」
輝「はい!勿論、それ程の処分は受ける次第です。その前に、アイツだけはこの手で・・・」
小狼「まぁ、勝手しろ!行くぞ!ぼやぼやしている時間は無いぞ!あきら!」
輝「はい、分かりました!」
2人はエリオルの所へ向かうのだった。
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心美(ここみ)
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