パラレルやあたしの趣味を中心とした二次創作小説・オリジナル小説ブログです。苦手な方はお戻り下さい。
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今回は<彼女の好きなところ~第5話~>です。本編の前に、登場人物紹介をしておきます。
<第3~4話より登場の人物>
木之本 桜(きのもと さくら)・・・小狼の彼女。
三原 千春(みはら ちはる)・・・山崎の幼馴染で、彼女。
<第5話より登場の人物>
雨寺 露茄(あまでら つゆな)・・・あきらの従姉。あきらと同じ灰色の瞳でショートの黒髪。僕っ子。※露茄についてはこちらの小説も参照。
雨寺 露妃(あまでら つゆひ)・・・露茄の姉で、あきらの従姉。
*この小説はオリジナルキャラを含むので、苦手な人はお読みにならないで下さい。大丈夫な方は下記からご覧下さい。
<彼女の好きなところ~第5話~>
小狼「この店のクレープは物凄く、美味いんだ!ん!?」
(ここは話題を変える事にするか。なっ!?どうして、さくらがここに居るんだ?それに、三原も!)
小狼はクレープ屋に桜と千春が居る事に驚く。
あきら「痛い!コラッ!どこへ、連れて行こうとしてるんだ?」
小狼はあきらの手首を無理矢理、掴んでクレープ屋から遠避ける。
小狼「ここは駄目だ!良いから、お前は何も言わずに、俺に付いて来れば良いんだ!」
あきら「わっ、分かったから、放してくれ!」
小狼はあきらに言われ、手首から手を放す。
小狼「ここなら、大丈夫だ!」
小狼達は定食屋にやって来た。
あきら「ここは止めといた方が・・・」
小狼「何か、都合の悪い事でも有るのか?」
小狼はあきらに問う。
小狼達は店に入ると、あきらと同じ瞳の色の黒髪の短いセーラー服の少女が天ぷら蕎麦を食べていた。
雨寺露茄(以下:露茄)「あっ、あきら!久しぶりだね!ボクと会うの、何年ぶりなのかなぁ?後、そちらの子は誰?」
露茄はあきらと小狼に気付くと、ニッコリと微笑み掛けた。
あきら「ユナ!?」
小狼(ぼ、僕!?)
「あ、あの、初めまして、俺は雨寺の友人の李小狼です。」
露茄「ふ~ん、李君か!こちらこそ、初めまして!ボクはあきらの従姉の雨寺露茄だよ。全寮制の女子高のカナリヤ女子学園に通ってるんだ。因みに、学年は1年生だよ。」
露茄はニッコリと微笑む。
あきら「ユナ!どうして、お前がここに居るんだ?」
露茄「ん?たまには、外で食べたいと思ってさ、いつも、学校の中だと窮屈で疲れるんだよな!それがどうかしたのか?」
あきら「理由はそれだけじゃないだろ?」
小狼「というと?」
あきら「何か、嫌な事が遭ったら、いつも、こうなんだ。」
あきらは小狼に伝える。
露茄「あれっ、分かっちゃったか!実はね、最近、うちの学校内に在る礼拝堂で鋳薔薇の化けもんが出てて来てさぁ、それを退治してくれないかって、依頼された訳なんだよ。ボクはああいうの気持ち悪くて、苦手なんだよね。君達、ボクの代わりに退治してくれないかなぁ?頼むよ!」
露茄はあきら達に自分の仕事を押し付ける。
あきら「っていうか、お前はそこを女子高だっていう事を忘れてないか。僕達は男だから、無理!」
小狼「ああ、実は俺、女子そのものが苦手なんです。でも、雨寺はギリギリ行けるんじゃないか?」
あきらは小狼に意地悪っぽく言われ、ムッとした顔をした。
露茄「あ~あ、それは仕方ないな。でも、お姉は仕事で忙しいさ、頼むのがしゃくなんだよね。」
露茄の姉というのは露妃の事である。
露茄「コラッ!あきら、どこへ行くんだよ?」
あきら「直ぐ、戻って来る。」
あきらは店の外へ、出て行ってしまった。
露茄「君が可笑しな事を言うから、出て行ったじゃないか!どうしてくれる訳?」
小狼「俺のせいじゃないです。元々の元凶は貴女ですよね。」
露茄「李君はあきらを女装させて、囮にするつもりなんだろ。その隙に、自分が片付けるみたいな。」
小狼「ち、違います。」
露茄「何が違うのかな?違うなら、証明してみてよ?」
露茄は怒った顔で小狼に言った。
小狼(言い返す言葉が見当たらない。この人が言ってる事は本当だから。)
数分後、2人の前にあきらが戻って来る。彼は2人のやり取りを見て、ますます、不機嫌な顔になった。
あきら「・・・もう、いい加減にしてくれよ!見ているこちらが腹が立つ。」
小狼(ここは正直に謝るべきなんだろうか?)
露茄「ボクは全然、悪くないからね。」
小狼「あの、もう、そこらへんで止めといた方が・・・」
あきら「ああ、その事なんだけど、代わりに行ってくれる人が見つかったら。」
小狼「な、何だって!?」
露茄「ふ~ん!じゃあ、良いや。今直ぐ、その人を連れて来て?」
あきら「いや、それは無理!会うのが、凄く、気不味い。」
小狼(一体、誰なんだ?)
露茄「それって、幼馴染の子だよね。」
露茄は自信満々に言う。
あきら「だ、だったら、何だって、いうんだよ!」
あきらはムキになる。
あきら「つばきさんが『私が行ったら、目立つから嫌なんですの!』って、言ってた!後、つばきさんが『目に目を。歯には歯を。作戦!!』って、言ってたけど、どういう事なのか、さっぱり、判らない。」
あきらは困った顔で言った。
小狼「何だ、それは?」
(つばきさんも、大道寺と同じ、変な事を言うんだな。)
露茄「彼女が君達に何か、したの?」
あきら「そ、それを聞かれると、すっごく困る。」
小狼「俺は知ってるけど、言いたくない。」
露茄「何々!すっごく、気になるじゃん!」
露茄は興味津々だ。
小狼「・・・藤堂は何人もの男子と付き合っていたそうだ。でも、それは同じ部の後輩と先輩なんだ。」
あきらは小狼に言われ、凹んだ顔をしていた。
あきら「だから、言うなって、言ったのに。」
露茄「何て、恐ろしい子なんだ。でも、そういう経験、ボクは無いからさ。だって、ボクはあきらに一途なんだもの。」
露茄は嬉しそうに言った。
あきらはそんな露茄を無視する。
小狼「仰りたい事はそれだけですか?」
露茄「ん?それ以外に何が、有るんだよ?」
小狼「用が無いんなら、帰って下さい!」
露茄「言われなくても、帰るけど。」
露茄は小狼に言うと、定食屋を出て行った。
小狼「俺達も何か、食べようか?」
あきら「う、うん、そうだな。」
あきらは相槌を打つ。
あきらは山菜蕎麦を頼み、小狼はとろろ蕎麦を頼んだ。
小狼とあきらはそれぞれ食べ終わると、定食屋を出た。
小狼「俺の家に来ないか?お前に話したい事が有るしな。」
あきら「僕は無いけど。」
小狼「良いから、来いよ!」
小狼に無理矢理、あきらは連れて行かれた。
第6話に続く
~お知らせ~
<彼女の好きなところ~第6話~>の前に、番外編の<鋳薔薇と女子高生の甘い罠>をこちらにて、更新します。
小狼「この店のクレープは物凄く、美味いんだ!ん!?」
(ここは話題を変える事にするか。なっ!?どうして、さくらがここに居るんだ?それに、三原も!)
小狼はクレープ屋に桜と千春が居る事に驚く。
あきら「痛い!コラッ!どこへ、連れて行こうとしてるんだ?」
小狼はあきらの手首を無理矢理、掴んでクレープ屋から遠避ける。
小狼「ここは駄目だ!良いから、お前は何も言わずに、俺に付いて来れば良いんだ!」
あきら「わっ、分かったから、放してくれ!」
小狼はあきらに言われ、手首から手を放す。
小狼「ここなら、大丈夫だ!」
小狼達は定食屋にやって来た。
あきら「ここは止めといた方が・・・」
小狼「何か、都合の悪い事でも有るのか?」
小狼はあきらに問う。
小狼達は店に入ると、あきらと同じ瞳の色の黒髪の短いセーラー服の少女が天ぷら蕎麦を食べていた。
雨寺露茄(以下:露茄)「あっ、あきら!久しぶりだね!ボクと会うの、何年ぶりなのかなぁ?後、そちらの子は誰?」
露茄はあきらと小狼に気付くと、ニッコリと微笑み掛けた。
あきら「ユナ!?」
小狼(ぼ、僕!?)
「あ、あの、初めまして、俺は雨寺の友人の李小狼です。」
露茄「ふ~ん、李君か!こちらこそ、初めまして!ボクはあきらの従姉の雨寺露茄だよ。全寮制の女子高のカナリヤ女子学園に通ってるんだ。因みに、学年は1年生だよ。」
露茄はニッコリと微笑む。
あきら「ユナ!どうして、お前がここに居るんだ?」
露茄「ん?たまには、外で食べたいと思ってさ、いつも、学校の中だと窮屈で疲れるんだよな!それがどうかしたのか?」
あきら「理由はそれだけじゃないだろ?」
小狼「というと?」
あきら「何か、嫌な事が遭ったら、いつも、こうなんだ。」
あきらは小狼に伝える。
露茄「あれっ、分かっちゃったか!実はね、最近、うちの学校内に在る礼拝堂で鋳薔薇の化けもんが出てて来てさぁ、それを退治してくれないかって、依頼された訳なんだよ。ボクはああいうの気持ち悪くて、苦手なんだよね。君達、ボクの代わりに退治してくれないかなぁ?頼むよ!」
露茄はあきら達に自分の仕事を押し付ける。
あきら「っていうか、お前はそこを女子高だっていう事を忘れてないか。僕達は男だから、無理!」
小狼「ああ、実は俺、女子そのものが苦手なんです。でも、雨寺はギリギリ行けるんじゃないか?」
あきらは小狼に意地悪っぽく言われ、ムッとした顔をした。
露茄「あ~あ、それは仕方ないな。でも、お姉は仕事で忙しいさ、頼むのがしゃくなんだよね。」
露茄の姉というのは露妃の事である。
露茄「コラッ!あきら、どこへ行くんだよ?」
あきら「直ぐ、戻って来る。」
あきらは店の外へ、出て行ってしまった。
露茄「君が可笑しな事を言うから、出て行ったじゃないか!どうしてくれる訳?」
小狼「俺のせいじゃないです。元々の元凶は貴女ですよね。」
露茄「李君はあきらを女装させて、囮にするつもりなんだろ。その隙に、自分が片付けるみたいな。」
小狼「ち、違います。」
露茄「何が違うのかな?違うなら、証明してみてよ?」
露茄は怒った顔で小狼に言った。
小狼(言い返す言葉が見当たらない。この人が言ってる事は本当だから。)
数分後、2人の前にあきらが戻って来る。彼は2人のやり取りを見て、ますます、不機嫌な顔になった。
あきら「・・・もう、いい加減にしてくれよ!見ているこちらが腹が立つ。」
小狼(ここは正直に謝るべきなんだろうか?)
露茄「ボクは全然、悪くないからね。」
小狼「あの、もう、そこらへんで止めといた方が・・・」
あきら「ああ、その事なんだけど、代わりに行ってくれる人が見つかったら。」
小狼「な、何だって!?」
露茄「ふ~ん!じゃあ、良いや。今直ぐ、その人を連れて来て?」
あきら「いや、それは無理!会うのが、凄く、気不味い。」
小狼(一体、誰なんだ?)
露茄「それって、幼馴染の子だよね。」
露茄は自信満々に言う。
あきら「だ、だったら、何だって、いうんだよ!」
あきらはムキになる。
あきら「つばきさんが『私が行ったら、目立つから嫌なんですの!』って、言ってた!後、つばきさんが『目に目を。歯には歯を。作戦!!』って、言ってたけど、どういう事なのか、さっぱり、判らない。」
あきらは困った顔で言った。
小狼「何だ、それは?」
(つばきさんも、大道寺と同じ、変な事を言うんだな。)
露茄「彼女が君達に何か、したの?」
あきら「そ、それを聞かれると、すっごく困る。」
小狼「俺は知ってるけど、言いたくない。」
露茄「何々!すっごく、気になるじゃん!」
露茄は興味津々だ。
小狼「・・・藤堂は何人もの男子と付き合っていたそうだ。でも、それは同じ部の後輩と先輩なんだ。」
あきらは小狼に言われ、凹んだ顔をしていた。
あきら「だから、言うなって、言ったのに。」
露茄「何て、恐ろしい子なんだ。でも、そういう経験、ボクは無いからさ。だって、ボクはあきらに一途なんだもの。」
露茄は嬉しそうに言った。
あきらはそんな露茄を無視する。
小狼「仰りたい事はそれだけですか?」
露茄「ん?それ以外に何が、有るんだよ?」
小狼「用が無いんなら、帰って下さい!」
露茄「言われなくても、帰るけど。」
露茄は小狼に言うと、定食屋を出て行った。
小狼「俺達も何か、食べようか?」
あきら「う、うん、そうだな。」
あきらは相槌を打つ。
あきらは山菜蕎麦を頼み、小狼はとろろ蕎麦を頼んだ。
小狼とあきらはそれぞれ食べ終わると、定食屋を出た。
小狼「俺の家に来ないか?お前に話したい事が有るしな。」
あきら「僕は無いけど。」
小狼「良いから、来いよ!」
小狼に無理矢理、あきらは連れて行かれた。
第6話に続く
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心美(ここみ)
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誕生日:
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本館・ブログ・企画ブログのHNは碧 茶々(みどりちゃちゃ)です。
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