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パラレルやあたしの趣味を中心とした二次創作小説・オリジナル小説ブログです。苦手な方はお戻り下さい。
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 <魔王と王子様>の連載再開をします。今回は第1話の後編になります。この話では桜とケルベロスと魔の森の主と青い女騎士が中心になります。本編は追記からご覧下さい。
<魔王と王子様第1話(後編)>

 桜とケルベロスは森の奥に進んで行くと、空はもう、赤い夕焼け色に染まっていた。

ケルベロス「さくらぁ~、そろそろ、日没や!お城のご飯はどんなんやろなぁ?ワイは楽しみでしょうがないんや!」

桜「ケロちゃんは相変わらず、食い意地はってる!食べる事しか頭に無いの?」

ケルベロス「それのどこが悪いんや?さくら!しっかし、小僧のお城はまだ、着かへんのか?それより、この森は何か、可笑しいとは思わへんか?さくら!」

桜「うん、そうだね!ケロちゃん!でも、あんな所にお家があるよ?」

 桜は目の前の家を指さして、ケルベロスに言った。

ケルベロス「何やてぇ~!?ホンマや!何で、こないな所に人が住んどんねん?けったいな奴が居るもんやなぁ!今晩はここに泊めてもらおか?さくら!」

桜「うん、そうだね!今日はここに泊めてもらお!ケロちゃん!」

 桜とケルベロスは例の家までやって来ると、桜はその家のドアを叩いた。

桜「何方か、居らっしゃいませんか?今晩、泊る所が無くて困ってるんです!」

 しかし、その家からは声がしなかった。どうやら、この家の家主は留守の様である。

桜「ケロちゃん!どうしよう?この家、お留守みたいだよ?」

ケルベロス「そりゃぁ、困ったもんやなぁ!これから、どうしたもんやろ?」

 そこへ、綺麗な女騎士がやって来る。

ケルベロス「何や、綺麗な姉ちゃんやなぁ?ワイは夢でも観とるんとちゃうか?ごっつう、綺麗な姉ちゃんやなぁ!何で、あないなとこに居るんやろ?」

 ケルベロスは女騎士に気付くと、嬉しそうに言った。

桜「確かに、そうだね!ケロちゃん!ここの家主かなぁ?」

ケルベロス「そうやったら、ワイはええんやけど、どうも、ちゃうみたいやで?さくら!」

桜「そうなの?ケロちゃん!」

ケルベロス「そうや!何しに来はったんやろなぁ?こんなとこ、女で一人で居ったら危ないんとちゃうか?」

桜「それはそうだね!取りあえず、どうして、ここに来たのかを聞いてみない?ケロちゃん!」

ケルベロス「そやな!さくら!聞かん事には、始まらんしな!」

桜「あのう、すみません?お姉さんはどうして、ここに来たんですか?」

 桜は女騎士の傍に駆け寄ると、聞いてみた。

女騎士「あら、小さな旅人さん!私はここのお家の人を訪ねて来たんですよ!貴女の方こそ、どうして、ここにいらしたんですか?」

桜「私はあそこに見えるお城に行く為に、ケロちゃんと一緒にここに来たんですよ!」

女騎士「あら、そうなんですか?先程まで、迷ってて、漸く、ここに辿り着いた処なんですよ!後、あのお城にも、ご用が私もあるんです!」

桜「そうなんですか!奇遇ですね!」

ケルベロス「ほう、姉ちゃんも、大変やなぁ!」

桜「後、自己紹介が遅れてすみません!私は木之本桜です!こっちは私の使い魔のケルベロスさんっていうんです!」

ツバキ「私はツバキ・スノーピークと申します!宜しくお願いしますね!さくらちゃん!ケロちゃん!」

桜「こちらこそ、宜しくお願いします!ツバキさん!」

ツバキ「それにしても、遅いですね!一体、どこに居ったんでしょう?」

ケルベロス「姉ちゃんの言う通りや!一体、こんな時間に何所ほっつき歩いてんねんやろなぁ?もしかしても、姉ちゃんみたいに迷っとるんとちゃうやろなぁ?」

桜「それは無いと思うよ!きっと、帰れなくなった事情があるんだよ!」

ケルベロス「さくらがそう思うんやったら、そうかもしれへんな!」

 一方、その噂の主はというと、うわさの緑の屋根のお城の城下町に居た。

 二人の少女は彼を見かけると、こう言った。

お洒落な茶髪の少女「ここら辺では見かけない子ね。」

眼鏡をかけた少女「うん、そうだね。利佳ちゃん!」

利佳「奈緒子ちゃん、あの子はどうして、ここに居るのかしら?」

奈緒子「さぁ、でも、私はあの子が女の子に見えるんだけどね、利佳ちゃんはどう思う?」

利佳「私もそう思うわ!」

奈緒子「だよね!」

噂の主(僕は女じゃない!お・と・こだ!)

 少女達の話を聞いて、噂の主は心の中で叫んだ。

奈緒子「ねぇ、利佳ちゃん!この城下町を南に出て、ずっと行った所にある魔の森って知ってるよね?」

 奈緒子は利佳に魔の森について、知っているか聞いた。

利佳「あの暗い森の事かしら!」

奈緒子「そうだよ!噂では魔物や魔女が住んでいるらしいんだよ!私はそこに興味があってね、何時か、行ってみたいって思ってるんだ!」

 奈緒子は嬉しそうに言った。

利佳「奈緒子ちゃん!そこに近付ちゃ、駄目って言われてるでしょ?」

奈緒子「知ってるよ!ただ、言ってみただけだよ!」

利佳「もう!奈緒子ちゃんたら!そろそろ怖くなってきたし、もう、その話するの止めようよ!」

奈緒子「うん!じゃあ、帰ろっか?」

利佳「うん、そうね!帰りましょ!奈緒子ちゃん!」

 2人は足早に帰って行った。

 暫くしてから、眼鏡の男が目の前に現れた。

眼鏡の男「お嬢さん!そんなところに居ると、魔物に連れ去らわれますよ?」

男の子?「だから、女じゃない男だよ!それより、お前は何者だ!」

眼鏡の男「私はただの旅の者ですよ!」

(フフフッ、私の本当の正体はまだ、言わないでおきましょう!)

小柄な男の子「あっ、そう!用事が無いなら、もう行く!」

眼鏡の男「お尋ねしたい事があるんです!実は私は宝玉の剣を探しているのですが、どこにあるのか知っていますか?」

小柄な男の子「宝玉の剣!?ああ、あの伝説の剣の事か!でも、ある場所は知らないな!」

眼鏡の男「フフフッ、そうですか!他を当たってみますね!さようなら、お嬢さん!また、逢える事を楽しみにしてますよ!」

 男は不敵な笑みを浮かべながら去って行った。

小柄な男の子「だ・か・ら、お嬢さんじゃないって言ってるだろ!一体、何なんだ?アイツは!」

 小柄な男の子はローブの帽子を押さえながら言った。

 風が吹いているのかローブが靡(なび)いている。

 そこへ、黒髪の長い少女が髪の毛を揺らしながら、駆け寄ってくる。

髪の長い少女「テルちゃま!ただいま、ミィは戻りました~!」

テル「お帰り、ミィ!遅かったな!」

ミィ「お店が混んでたですぅ!」

テル「買い物、ご苦労様!」

 ミィは元の赤い瞳の白猫の姿の戻ると、焦った顔してこう言った。

ミィ「あああっ、お、お、思い出したですぅ~!テ、テルちゃまを探していた人達が居たですよぉ~!き、きっと、悪い人かもしれないですよ!」

テル「と、取り敢えず、落ち着けよ!ミィ!お、おれもさっき、変な男に声を掛けられた、よ!」

ミィ「テルちゃまだって、落ち着いてないでしょう!あっ、ミィが見掛けた人達はソイツの仲間かもしれないですぅ~!ああ、くわばら、くわばらです!」

 ミィは少し震えている。

 そこへ、追手がやって来た。

テルの追手「あっ、見つけましたよ!神子様!私達と参りましょう?」

テル「み、みこさま!?僕は神子ではありません!」

神官「決して、私は怪しい者ではありません!クローバ村の神殿より参りました。その神殿の神子様にお仕え申している神官でございます!新しい神子様を探してくる様に命令を受けております。ただ、私が見つけた神子様になるはずだったキリカ様が突然、姿を消してしまわれまして、困っていた所、アマテラス一族の最後の貴方を見つけたのです。」

テル「黙れ!僕は神子には相応しくないと言って、お前らは捨てたくせに、今さら、村に戻るつもりは無い!村がどうなろうが僕の知った事じゃない!僕には拘わらないでくれ!ミィ、行くぞ!」

ミィ「はい、判りました!お前、テルちゃまに2度と近付くな!近付いたら、ミィが許さないですよ?」

 テルとミィは魔の森へと帰って行った。

 テルとミィは魔の森の家の近くまで辿り着くと、家の前に少女2人と黄色い小さな獣が一匹居たのだ。

テル「怪しい奴らだな?今直ぐ、この森から立ち去れ!夜は怖い獣が出るぞ?」

桜「ほ、ほえええっ!?ケロちゃん、さくら、怖いの嫌だよぉ~!」

ケルベロス「さくら、ここまで来て、何を言うとんのや?おい、小っこい小娘!さくらをよくも怖がらせおったなぁ?ワイはお前を許さへん!」

ツバキ「ケロちゃん、ちょっと、お待ちになって下さい!あの、その方はもしや、テル様では?」

テル「!?」

ツバキ「やはり、テル様ですわよね!私はツバキ・スノーピークと申します!私の事を覚えてらっしゃいますか?」

 ツバキはテルのローブのフードを外す。

ケルベロス「何や、姉ちゃん!コイツと知り合いやったんか!」

ツバキ「私が幼い頃、一緒に遊んだ事がありましたのよ!」

テル「あの頃のツバキ姉さんですか!それより、何故、ここに居らしたんですか?」

ツバキ「魔王によって、世界の危機なので、私、ツバキと共にいえ、私達と一緒に世界を救いませんか?」

テル「と、突然、何を仰るんですか?女の子2人と小さい黄色い物体と救うなんて、絶対に無理ですよ!」

ケルベロス「誰が小さい黄色い物体やねん?小娘!ワイはケルベロスや!覚えとき!」

ツバキ「やってみないと判らないじゃないですか!」

桜「私達が魔王の魔の手から世界を救うって!?そんなの無理だよぉ!ツバキさん、何言ってるの?」

ケルベロス「姉ちゃんの言う通りや!さくら、さくらの魔法の力を試すチャンスやないか!勇者さくら、世界を救うってええなぁ!あははは!」

桜「もう、ケロちゃんったら、ふざけないでよ!私は確かに勇者の血を引いているけど、私は勇者じゃないもん!私は魔法使いだよ!」

ツバキ「でしたら、旅をしながら、一緒に戦って下さる方を探せば良いのでは?」

桜「ツバキさん、それは良い考えだよ!あっそうだ!ねぇ、王子様に頼んでみない?」

テル「小狼王子はひねくれ者で有名だからな、頼みを聞いてくれないかもしれないぞ!」

ミィ「テルちゃまの言う通りですぅ!ミィは頼んでも無駄だと思うです!」

桜「ミィちゃん!そんな事、判らないと思うよ!取り敢えず、聞くだけ聞いてみない?」

ケルベロス「さくらがそう言うんや、小娘とミィ、聞いてみたらどうや?」

テル「判った!それより、僕は小娘じゃない!男だ!」

ミィ「テルちゃまはこう見えても、男の子なのですよ!」

ケルベロス「さ、さよか!」

桜「そ、そうなんだ!」

ツバキ「はい、そうですわよ!」

ケルベロス「それより、ワイは腹が減って死にそうなんや!小む、いや小僧、何か食わせてくれ?」

桜「もう、ケロちゃんったら!」

ケルベロス「腹は減ったら、戦(いくさ)は出来ひんていうやろ!さくら!」

桜「ケロちゃんったら、相変わらず、食い意地張ってる!ごめんね、今日、泊めてくれないかな?テル君!」

テル「うん、解った!」

ケルベロス「おう、そうと決まったら、明日はお城に突入や!さくら!」

桜「うん、解った!」

 桜達はテルの家に泊まる事になった。

 一方、その頃、小狼の住むプラム城城下町に在る港へ向かう2匹の人魚が居たのだ。1人はウェーブの掛かった黒髪の長い美しい王女で、もう1人はその王女に仕える茶髪のツインテールの女兵士だったのだ。

2へ続く
 

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