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今回は前回の記事の小説の<さくら、隊長になる。>の第1話の前編の続きの後編です。第1話が長くなったので、前編・後編の2部構成にしました。因みに、最新話はこちらです。※この小説はパラレル及び、さくら大戦のパロディーになります。後、オリキャラも登場します。そういうのが苦手な方は読むのはお控え下さい。
chapter4:いい加減な指令官
桜は知世と一緒にサロンへ行く事にした。
2人は2階のサロンに辿り着くと、サロンには意外な人物が居た。
「や、山崎指令いや、山崎支配人!?今まで、どちらへ、行ってらしたのですか?」
それは山崎貴史指令だった。
「あっ!大道寺さん、帰ってたんだ。木之本さん、初めまして。僕はここのオーナーの山崎貴史だよ。いや、色々な人に捕まってしまってね、遅くなったんだよ。あはははっ!」
「三原副指令はカンカンに怒ってましたわよ。後、李君が貴方を探してましたわ。」
知世は山崎に呆れた顔で言った。
「そ、そうなんだ。ちはるちゃんに謝って来ないといけないな。李君は一体、何の用だろうね?」
「それは、・・・さくらちゃんいえ、木之本少尉が隊長になられるのが気に入らないそうですわ。でも、私は木之本少尉が隊長で賛成ですわ!おほほほっ!(黒笑)」
「そ、そうかい。勿論、僕も良いと思うよ。李君は一体、何が気に入らないのかなぁ?」
山崎は知世に聞く。
「そんな事はよ~くお考えれば、お分かりになるはずですわ。」
「李さんは女性隊員ばかりで、肩身が狭いという事じゃありませんか。」
桜は山崎の代わりに答えた。
「えっ?そうなのかい。僕はそういうの余り、気にしないけどね。」
山崎はさらりと答えた。
「取次ぎがまだなら、僕がやるよ。」
「それなら、三原副指令がやりましたわ。」
「そうなんだ。ごめんよ。」
「私に謝られても、困りますわ。」
「それはそうだね。ちはるちゃんに悪い事したなぁ。」
山崎は言うと、サロンを出て行った。
「山崎指令は困ったお方ですね。」
「はい、そうなんです。」
2人は呆れた顔で言った。
(利佳ちゃん達に会いたかったな。)
桜は利佳達の事を愛おしく思った。
「ねぇ、知世ちゃん!サロン以外に何が在るの?」
「この階にはサロン以外に書庫と私達のお部屋が在りますのよ。1階のホールの周辺には売店,食堂,劇場が在り、1階には衣裳部屋,化粧室,支配人室,先程の三原副指令のお部屋,さくらちゃんのお部屋が在りますの。後、地下はトレーニングルーム,シャワー室,プール,武器の格納庫,医務室等が在りますわ。私はシャワー室ではなく、大浴場が在れば良いのにと思うんです。」
「うん。私もそう思うよ。」
「さくらちゃんはそう言うと思いましたわ。」
知世は嬉しそうに言う。
chapter5:売店の売り子は黒髪の美少年
「もしかしたら、私が先程、言った2人は1階に居るかもしれませんわ。」
「そうだね。じゃあ、行ってみようよ?」
「そうですわね。」
2人は1階に在る劇場へ向かった。
「知世ちゃん、売店に行ってみない?」
「えっ!?売店にですか?」
知世は桜に言われ、驚いた顔をした。
「知世ちゃん、どうかしたの?」
「あっ、いえ、べ、別に、何でも有りませんのよ。おほほほっ!」
知世は苦笑いを浮かべながら、言った。
「それなら、良いんだけど。」
桜は困った顔で言った。
2人が売店に入ると、黒髪の美少年が居たのだ。
「あっ!ともよちゃん、こんな所でどうしたの?」
「ま、/////まこと君!木之本少尉を案内してますの。」
黒髪の美少年は本城真だった。どうやら、彼はここで売り子をしている様だ。
「あっ、あの、木之本少尉、初めまして。俺は本城真です。宜しく、お願いします。」
「こちらこそ、宜しくね。本城君。」
桜と真はお互い、自己紹介をする。
「ほぇっ?それより、どうして、ここの隊員達のプロマイドが売ってるんですか?」
(私のも有るよぉ。ほえええぇ、恥ずかしいよぉ。)
「ここは劇場だから、売ってて当たり前ですよ。」
「そ、そうなの。」
(こんなの不謹慎なんじゃないの。大丈夫なの?)
桜は困った顔をしていた。
「あぁ、さくらちゃんのプロマイドが有りますわぁ~!お1つ、頂いても宜しいでしょうか?」
知世は桜の不安を他所に、嬉しそうに言った。
「と、知世ちゃん!?わ、私、恥ずかしいから、出来れば、買わないで欲しいなぁ。」
知世は桜の言った事を聞かず、プロマイドを購入した。
「もう、知世ちゃんったら、酷いよぉ!あっ、それより、本城君のプロマイドはどうして、無いの?」
「俺は隊員であって、団員ではないですからね。」
真はきっぱりと答えた。
(やっぱり、李さんに後で謝ろう。気不味いままじゃ、嫌だもん。)
「少尉、どうかしたんですか?」
「ううん、何でも無いの。気にしないで。」
「そうですか。」
真は困った顔で言った。
「今日は劇の練習は止めておきましょうか?」
「お前はそんな事、言ったの?」
「え、ええ!」
「最低だな!ここに来て、早々、疲れてるだろうし、休んで戴くのが普通だろ。」
「はい、そうですね。私、余りにも、嬉し過ぎて調子に乗りましたわ。さくらちゃん、ごめんなさい。」
「良いよ、知世ちゃん、気にしなくて。あの、夜の見回りは?」
「私がやります。さくらちゃんの夜の見回りは明日からで、結構ですわ。」
「ごめんね。」
桜は済まなそうに、知世に謝る。
「今晩、さくらちゃんの歓迎会が有るので、その時間まで時間が有るので、自分のお部屋は休んでて下さいな?」
「うん、有り難う、知世ちゃん。」
桜は知世に言われた通り、自分の部屋に戻って行った。
「ともよちゃん、それは言わない約束だったでしょ。」
「ごめんなさい。つい、口が滑ってしまいましたわ。おほほほっ。」
知世は真にわざとらしい言い訳した。
「ともよちゃん、それはわざとやってるだろ。」
「まこと君、ごめんなさい。反省してますわ。私が悪かったです。」
知世は真剣に謝った。
第2話に続く
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